
食いしん坊の探究心を刺激するジャム。
パンやヨーグルトに合わせるだけで、とびきりおいしいLBJのジャム。中には、「スプーンですくってそのまま食べちゃう」という強者もいるほどです。その一方で、果物にスパイスやハーブを組み合わせていることもあり、「料理にも使ってもおいしそう」「いろいろな食材と合わせてみたい」という声もよく耳にします。他にはない新鮮なその味は、食いしん坊の探究心を刺激するのかも?

素材の風味がぎゅっと詰まったひと瓶だからこそ、たくさんのおいしい可能性を感じてほしい。食卓だけでなく、キッチンでも自由に楽しんでもらいたい。料理家の長尾智子さんに、LBJを使ったレシピの提案をお願いしたのは、そんな思いからです。LBJのジャムは、長尾さんの舌にどんな印象を与えたのでしょう?
長尾さん
「どのジャムも甘さがしっかりしているので、よくよく煮込んでいるかと思いきや、果物の素材感もびっくりするほど残っていますね。かりっとトーストした薄いパンにのせるだけで、上等なタルトになりそう。実際、なるんです。食感や風味に頼りなさはまるでなくて、『ジャムを食べているなあ』と実感できます。それが、LBJの個性なのでは。どんなに洗練させても、ジャムに不可欠なのはやはり素材感と素朴さ。それをそぎ落としてしまうと、ジャムの魅力は半減してしまうから。」

「伝統とモダンなセンスのミックスが絶妙」
イギリスは、マーマレードに代表されるジャム大国。人気レストランのペストリーシェフを経て、リリー・オブライエンがスタートさせたLBJは、オリジナリティのある素材使いで、いわゆるイギリスの老舗の味とはまた違う魅力があると思うのですが、どうでしょう?
長尾さん
「英国菓子の伝統をベースにした、モダンブリティッシュの料理やデザートのセンスを感じますね。果物とカルダモンやハイビスカス、ベイリーフなど、とても思いつかない組み合わせ。LBJのジャムは、まるでクラシックとモダンのミックスが絶妙なロンドンガールのようだなと思います。ロンドンだから、モダンというよりパンクかも?(笑)ラベルの雰囲気も洒落ていて、今のロンドンらしい佇まいながら、その味わいはとても優しく温かみがある。LBJは、他にはない魅力を持ったジャムだと思います。」



「ルバーブジャムとブルーチーズは最高の相性 」
クックブックでは、LBJのジャムを使って5つのレシピを提案してくれた長尾さん。ジャムは合わせる素材によって、ワインのおつまみやメインディッシュにも使えるのですね。
長尾さん
「LBJはヨーロッパのジャムらしく、やはりチーズなどの乳製品にとてもよく合いますね。なかでも、ルバーブとカルダモンのジャムとブルー系チーズはおすすめの組み合わせ。最高のワインのおともになるので、ぜひ試してみてください。グリーンゲージプラムとフェンネルポーレンのジャムは、梅のような懐かしい風味で、寒天で固めたおやつなど、和やエスニックともいい相性です。肉料理に使う場合は、ワインやオリーブ油を少し加えてのばすと使いやすくなりますよ。」
LBJのジャムを、キッチンでも楽しむためのヒントが詰まったクックブック。ぜひレシピを試して、お気に入りのジャムの新たなおいしさを発見してください!